きみに触れられない
『みーちゃんが幼なじみクンのことが好きなら、俺、2人のキューピッドになってもいいけど?っていうか、キューピッドになるから!』
そういって笑って、応援して。
『好きだよ』
そんな気持ちを持ってくれていたのに、その気持ちを押し殺して
『諦めたらいけないよ』
なんて私に言う。
「『諦めたらいけないよ』って言ったのは、ハルでしょ!
それなのになんでハルが諦めるの!」
そんなのおかしいよ。
__ああ、ずるい。
ハルはずるい。
『俺と両想いになっても、その子は幸せになれない』
そうやって決めつけて、
『俺がいるせいでその子が幸せになれないのなら、俺はその子の目の届かない場所へ、その子の目の前から、この世から、消え失せるよ』
自分の好きな人を残して消えようとする。
それで残された人がどれだけ傷つくか、どれだけ悲しいか、考えもしないで。
いい加減、腹が立つ。
こんなにハルに振り回されて、こんなに感情を表に出して、それでハルが消えてしまったら、もうどうしようもなく腹が立つ。
そういって笑って、応援して。
『好きだよ』
そんな気持ちを持ってくれていたのに、その気持ちを押し殺して
『諦めたらいけないよ』
なんて私に言う。
「『諦めたらいけないよ』って言ったのは、ハルでしょ!
それなのになんでハルが諦めるの!」
そんなのおかしいよ。
__ああ、ずるい。
ハルはずるい。
『俺と両想いになっても、その子は幸せになれない』
そうやって決めつけて、
『俺がいるせいでその子が幸せになれないのなら、俺はその子の目の届かない場所へ、その子の目の前から、この世から、消え失せるよ』
自分の好きな人を残して消えようとする。
それで残された人がどれだけ傷つくか、どれだけ悲しいか、考えもしないで。
いい加減、腹が立つ。
こんなにハルに振り回されて、こんなに感情を表に出して、それでハルが消えてしまったら、もうどうしようもなく腹が立つ。