きみに触れられない
あとがき
こんにちは、神立まおです。

今回はこの物語を読んでくださってありがとうございました!


言いたいことが言えない女の子(美咲)と、そんな女の子を見守りつつ時々振り回す男の子(ハル)の物語、いかがだったでしょうか?


この物語は、触れることができない、ということをテーマにしていました。

【主人公の女の子が男の子に触れようとしたけど触れられなかった。物理的に。】

最初に思い浮かんだのはそんなシーンでした。

当初の予定ではハルが本当にユーレイで、この世から消えてしまうという設定でした。

だけどそれは悲しいなと思って、何度も考えた末、このような結末を選びました。


そしてこの物語を書くにあたって、「成長とは何か」ということをずっと考えていました。

何がどうなったら「成長」なのだろう。

どういう成長が学生・生徒に近いのだろう。

考えた末に思い立ったことを、迷いながらではありますが、描こうと必死に書き進めました。

最初の方の美咲と最後の方の美咲を比べて、彼女の成長を感じ取っていただけたらと思います。

また美咲だけではなく、ハルにも成長させたいと思いました。

ヘラヘラして人を平気でからかうようなやつですが、本当は自分がいちばん自分に対して諦めている。

最初はそんなやつでしたが、美咲と出会うことによって、あいつもあいつなりに成長できたのではないかと思います。

彼らの成長を少しでも感じ取っていただけたら幸いです。


また、今回は医療関係のことも出てきたので、医学方面にもとことん詳しくなく素人以下の知識しか持っていない私は、いろんな文献を調べながら書き進めました。

おそらくどこかで間違いなどがあるだろうと思います。

その時には教えてくださると嬉しいです…!


またいつものことながら誤字・脱字も多かろうと思います。

気づいたところはその都度修正しますが、気づかないことも多いと思うので、その時も教えてやってください…!


今回、スターツ出版文庫大賞にこの作品を応募させていただきました。

そのため次ページには「あらすじ」が書かれていますが、このコンクールが終了したら、次ページの「あらすじ」は削除させていただきます。あらかじめご了承くださいませ。



ここまで読んでくださって、ありがとうございました。


pv数が1増えるたびに、読んでくださる方がいるのだと励まされました。

SNSで話しかけてくださったり関わってくださった度に、がんばろうと元気をもらえました。


本当にありがとうございました。



また別の作品で再びあなたとお会いできることを願って。



2016.8.31  神立まお
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