いつだって
次から次へと言葉が溢れてくる
「言えるわけないよ…笑顔で”大切な幼なじみ”って言ってくる颯に、好きだなんて…」
「うん…」
「やっぱり・・・女の子としての魅力が足りないんだね・・・・・・え?」
視界がいきなり暗くなる
ドクン、ドクンという規則正しい音が聞こえてくる
そこで初めて自分が抱きしめられていることを知る
「・・・・・・・・・いで」
「え?…」
「俺の大切な女の子に、魅力が足りないなんて言わないで・・・」
「だって・・・」
「俺ならそんな顔させないから!・・・きっと愛夢を笑顔にする!・・・俺のこと、好きじゃないのは知ってる・・・今は好きじゃなくても、好きにさせてみせるから・・・だから・・・俺と付き合って・・・」