いつだって
気付いた気持ち
「で、話って何?」
あれから数日がたったある日の放課後
俺は秀也に呼び出されていた
愛夢と付き合っているからあまりいいとは思えないが、秀也はほんとにいい奴だと思う
誰にでも優しくて女に人気はあるが、それを自慢するわけでもない
部活はバスケをしていて、エースだと聞いた
「愛夢のことだけどさ」
「・・・それが?」
「ぶっちゃけ顔がタイプなんだよねー」
・・・は?
何言ってる?
「顔がめっちゃタイプなんだけどさー、性格はいまいちかなー」
俺の中で何かが切れた
「・・・ふざけんなよ?・・・愛夢の彼氏なら愛夢の良いところ沢山あるのがわかるだろ!・・・彼氏だからって愛夢を傷つけるのは許さねぇ!」