いつだって
あの時、本当に頑張ったのに相手にしてもらえなくて悲しかったんだから!!
「はぁ?んなわけねぇだろ・・・まだ根に持ってるのかよ・・・あの時のこと」
「お、覚えてるの?」
”当たり前”と言い放つ
「愛夢から言われたこと忘れるわけねぇよ(笑)・・・あの時は悪かったって」
怒ってるアピールがしたくて、頬をプクッと膨らませてみる
すると私にあきれた顔を向けてきた
”あのなぁ!”と言いつつも私から顔を背けた
「・・・は、はずかしくてそんな勇気なかっただけだし・・・」
最後の方は聞き取れないくらいの声
え?・・・はい?
何かの聞き間違いですか?
でも、颯の耳はまっかで・・・
こっちまで照れそう
「わかった・・・2人でパーティーしよ・・・」
幼なじみ同士の頃には無かったギクシャク感が恋人同士だという事実を物語っている
「おう!約束したからな(笑)」
その無邪気な笑顔にキュンときたのは言うまでもない