モノクロの世界で
「……」
―ああ、そういうことかな、と思った。
「-すきなの?」
名城くんに質問を投げ掛けてみる。
「え!!!??」
びっくりしてこちらを見た顔は耳まで真っ赤だった。
予感は確信へ姿を変える。
「いちごミルク」
『すきなの?』という言葉の後に付け加えた。真っ赤だった名城くんの顔はぽかんと拍子抜けした表情へと代わった。
「へ…?」
「いちごミルク、いつもお昼に飲んでるでしょ?好きなの?」
まだ状況を掴みきれていないまま名城くんは呆然として『あ…あぁ…うん』とだけ答えた。
「…何を勘違いしたの?」
答えは分かっているけれど、にやりと笑って敢えて聞いてみた。
再び名城くんの顔が真っ赤になっていく。
「ちょっ!!?青羽ちゃ…」
「…あら、もうこんな時間。じゃぁね、名城くん」
名城くんの言葉を遮り、そう伝えて私は昇降口へ向かった。
―ああ、そういうことかな、と思った。
「-すきなの?」
名城くんに質問を投げ掛けてみる。
「え!!!??」
びっくりしてこちらを見た顔は耳まで真っ赤だった。
予感は確信へ姿を変える。
「いちごミルク」
『すきなの?』という言葉の後に付け加えた。真っ赤だった名城くんの顔はぽかんと拍子抜けした表情へと代わった。
「へ…?」
「いちごミルク、いつもお昼に飲んでるでしょ?好きなの?」
まだ状況を掴みきれていないまま名城くんは呆然として『あ…あぁ…うん』とだけ答えた。
「…何を勘違いしたの?」
答えは分かっているけれど、にやりと笑って敢えて聞いてみた。
再び名城くんの顔が真っ赤になっていく。
「ちょっ!!?青羽ちゃ…」
「…あら、もうこんな時間。じゃぁね、名城くん」
名城くんの言葉を遮り、そう伝えて私は昇降口へ向かった。