モノクロの世界で
「…そう…だけ…ど?」
同じ学校でも無かったのに、私の名前知ってるということは、やはりここでも私の『噂』は有名なのだろうか。尤も東小との合同バザー等の時に噂されているのを聞いたことはあるけれど。














…最も、噂では無く事実だと私も思っているけれど。

「ごめんね、頭ぶつけたでしょ。大丈夫?」
そう尋ねられた声によって、私の思考は戻された。

「…大…丈夫だから…」
だから―…
< 8 / 48 >

この作品をシェア

pagetop