その呪いを解くには王子様のキスが必要ですか?
「おはよう、沙月。」
「早くクラス見に行こうよ!一緒のクラスだといいね。あゆみ!」

沙月は元気いっぱいで、明るく愛嬌がある。
それに比べて私は、可愛気のない無表情女子。

沙月に憧れる。
私も沙月みたいになりたい。
そう強く願うけど、現実は厳しい。

「何してるのー?早く行くよ!」
さつきの声で我に返った私は、沙月の後に続いてクラス発表の場所に向かった。

沙月と同じクラスでありますように。
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