初恋連鎖。



「あ、ありがとうございます…っ!」



憧れ、だったんだよね!



「梶さん、インターネット事業部行って~!」



「もうっ、先輩をパシらせないでよね~?」



と言いながら梶さんは、資料を持って出て行った。



梶さん、羽田さんより先輩だったんだ…。



若く見える。



「じゃあ、今日は帰って大丈夫だよ。」



「え、良いんですか??」



「明日から、遅刻しないように出勤してね?大学生の気分じゃ、だめだよ?」



「…大丈夫、です。」



「じゃあ、お疲れ様。」



私はそのままテレビ局を出た。



プルル



『もしもし~?』



「………満喜Maki?」



『大正解~♪』



え、なんで…



満喜が??



『驚いちゃったよ~、新入社員名簿のところに茜の名前があるんだもん。』



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