ファースト・キス
小さな秋は俺を不思議そうな顔をして泣きながら、俺に聞いた

「グス…グスン…お兄ちゃん、、な、ん、ヒック、で、泣いてるの?いたかったの?グスン、あきがぶつかったから?」

秋のその気遣いに余計に涙が出た。俺は思わず、秋を抱きしめて泣いた

秋はビックリしたのか、一瞬固まったが、陽だまりのように優しく笑い俺を撫でた

「お兄ちゃん、泣かないで。あきが一緒にいてあげる。ね?」

「うん、うん」

俺はただただ泣いた
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