ファースト・キス
なんで、遊園地に皆大集合してるの?


「あのぉ...ルリさん?一体これはどうゆう...」


「これから、3人とデートしてくれる?」


「うん!...へっ?!」


私が呆気にとられていると、どこからともなく叫び声が聞こえてきた。


「キャー‼見て見て!モデルの駿よ‼」


「カッコいい‼遊びに来たのかな?他の二人もカッコいい‼芸能人かな?」


私は今、ルリ、明先輩、駿、大翔と共に、遊園地に来ていた。


「秋悪いな。」

明先輩はバツの悪そうに謝った。


「ごめん。秋今日一日だけ付き合って!」

大翔は懸命に謝って、
駿は少し嬉しそうで、


「秋ちゃん。今日は名一杯楽しもう‼」

もう頭が爆発しそう。

「えっ?!あっ、はい。」

私は何も考えられずに、咄嗟に返事をしてしまった。

「えっと今10時だから、10時20分からデート開始ね。それまでにデートの順番決めなきゃね。どうしようかな?」

「ルリ!待って。ずっと今日は遊園地でデートするの?」

「あっううん。これは、秋を連れ出す口実。場所は何処でもいいんだよ。幸いまだ、遊園地の中には、入ってないから、ここら辺には、ショッピングモールとか、映画館とかもあるしね。」

「そっか。」

「秋は、あの人たちに任せて置けばいいんだよ。」

よく分からない答えに私は頭が着いていかなかった

「うん…」

「じゃ、順番どうしようかな?じゃんけんはありきたり過ぎて面白みがないから...あっ、そうだ‼秋‼」

「三人の誕生日、覚えてる?」

「えっ...と。明先輩が9月25日で、大翔が4月1日で、駿が8月8日だったかな?」

「‼」

「さすが秋」

「秋ちゃん俺の誕生日、覚えててくれたの?」

明先輩、大翔、駿はそれぞれで新鮮な反応をした

「えっとまぁ、代々は。」

駿の質問にそう答えると

「やべぇ、まじで嬉しい‼」

「///っつ!」

「まぁ、俺は当然かな。」

また三人同時に反応した

するとルリが仕切りなおす様に手を叩いた

「はい、はい。順番決めるね。大翔君が1番目、駿君が2番目、明先輩が3番目でお願いね‼」

「ハーイ!」

駿がノリの良い声を挙げた

今、ドキドキ、ハラハラな一日デートが始める。
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