ファースト・キス

二人の軌跡、新たな命

ー5年後ー

「秋、キレー」

ルリが感嘆の声を上げる。

「ありがとう」

私はウェディングドレスに身を包み、今日、明のお嫁さんになるー



「では、誓いのキスを」

明と私は向き合って、明が私のベールを丁寧に外す

「秋、愛してる」

「私も愛してる」

私達は静かに笑ってキスをした



「明君、秋を宜しく頼むよ」

「はい、お義父さん」

お父さんと明が笑っている

そこに、駿が来た

「秋ちゃん。キレーだったよ。何なら今から俺と浮気しない」

駿が不敵な笑みを浮かべる

「馬鹿みたいな事言うな‼︎秋は俺のだ‼︎」

明が私を抱きしめて駿に告げる

「おーコワ。冗談、冗談。夫婦としての初夜頑張れよ」

私達は二人して顔を赤くする

「あんまり気にすることねーよな」

明は笑う

「私は、別に良いよ」

顔を赤くして下を向いて言うと明は

「はっ?」

顔を真っ赤にしていた
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