ファースト・キス
ー3ヶ月後ー

「おはよう、秋」

「おはよう、明。ごめん、御飯」

「良いよ、具合悪いんだろ。病院行けよ」

「うん」

明は、仕事に出かけていった

「さてと、病院に行こう」




プルルルルプルルルル

「秋からだ」

電話に出ると

「はい。どうした」

『明、あのね...』

私のお腹には新しい命が宿った


ー9ヶ月後ー



ハッハッ

バタンッ

「秋‼︎」

「明、女の子だよ。」

「ありがとう、ありがとう秋‼︎」

明は、涙を流した

「名前、明が決めて」

「あの、秋が良かったらで良いから美佳って名付けて良いか?」

明からの言葉に驚きを感じた

でも、直ぐに答えた


「そんなの、良いに決まってるわ‼︎駿や明から聞いてるような、美佳さんみたいに、優しくて可愛いらしい子になる様に
、育てて行きましょう」

明は一瞬驚いたような顔をした後、涙を浮かべてこう告げた

「ああ、そうだな」
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