大切なヒト
「もぅっ、ハナ遅いよ!」


皆が揃った頃ハナがやって来た。

『ハナ』こと、小田華恋は今回の勉強会の企画者であり、私の友達。

『カレン』と呼ぶほど可憐で無い華恋に僕たちは『華』の字をとり『ハナ』と呼ぶようになった。

完璧に名前負けと言うか響き負けと言うか…
本人もハナの方がしっくり来るらしい。
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