大切なヒト
帰ってきて暫くすると僕の誕生日があった。
葵と後輩2人と映画を見に行く約束をしていた。
冗談半分で葵がたっちゃんを誘うと、「俺その映画みたかったんだよね。」といって一緒に行くことになった。
華も誘ったがそういう映画嫌いだからとさらっと断られた。
僕たちは並んで映画をみた。
何故か僕の隣にはたっちゃんがいて、僕を見てくれてるわけじゃないのに隣にいるってだけで嬉しかった気がする。
大好きな人が隣にいる。それだけで幸せだった。
映画もおわりそのあたりをぶらぶらして誕生日を祝ってくれた。
たっちゃんからのおめでとうで僕は嬉しくて泣きそうだった。
幸せな誕生日にしてくれた葵に凄く感謝した。