大切なヒト

そう思って僕は慰めることをせず壁を破った。

「僕だったらたっちゃんにそんな思いさせないのになぁ。」

「えっ…?」

電話ごしから間抜けな声がきこえた。
まぁ無理もなぃよね。
いきなりこんなこと言われたら驚くよね。

「たっちゃんのこと好きなんだ。華と付き合う前からずっと…。」
< 42 / 44 >

この作品をシェア

pagetop