君が欲しいけど……

憂鬱です

なんでかって？

舞にいうのが、昨日決めたこと



｢ちょっといぃ？｣

朝教室での支度中に舞がきた

思ったより早くて心臓の音が大きくなってく

｢うん……｣

あどけない返事で私は返した



連れてこられたのは普通に人が多い廊下

｢ええと、昨日の話……｣

｢うん……｣

｢考えてくれた？｣

｢考えたよ｣

うちのまわりだけ緊張感が漂ってる

舞はというと……

昨日と同じでふわふわしてる

｢ごめんね、考えたけど協力できない｣

｢うんだよね！……ってえ？｣

｢協力…できない｣

｢……なんで？｣

好きだとかは言えないな

舞の前だし油断できないから

｢そうゆうのは人に頼ることじゃないと思うし…ね？｣

最もらしい理由で言ったけど本当は好きだから

｢えぇ？舞はそうゆう時こそ頼るもんだと思うけどな｣

｢とにかく、ごめん！｣

そういって足早に去った

ていうか逃げた