君が欲しいけど……
結局、その日は保健室で過ごしてから帰った

──家

「ただいま〜」

「おかえり」

私よりもしっかりしている妹のさくらが出迎えてくれた。

「今日は食べに行かない?」

うちは両親が事故で亡くなっていてさくらと交互に料理当番をしている。

そして、今日は私の番

だけど、料理する気にはなれなかったから外食を勧めた

「なんかあったんでしょ?お姉ちゃんが外食なときって悩んでる時だもん」

「ばれたか……笑」

「さくらがきいたげよっか?」

さくらにはよく相談をしていて信用できる

二人からの家族だからかな

「とりあえず着替えてくるー」

階段を踏みながら上へと上がった

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