訳あり少女
『あなた気を失ってたから、あそこに放置するのもあれだから連れてきたのよ』
「…そうか。……ありがとな」
やっぱり気絶しちまってたのか
…情ねぇな
そんなことを思っていると、女が聞いてきた
『それより…あなた、どうしてあんなことになってたの?』
「あぁ。なんか…路地裏歩いてたらあいつらに囲まれて、1人で潰そうとしたけど返り討ちにされた」
『……そう』
俺が答えると、少し間をおいて返事が返ってきた
…なんだ?