訳あり少女
『それよりあなた、私を見ても驚かないのね。それとも私の顔を知らないだけ?』






なんのことだ…?




「俺、お前と会った事あるか?」






もし会ったにしてもこんな綺麗な子忘れるわけがない






いや待て。さっきも感じたこの違和感はなんだ?





「…っ!!!」




その瞬間、頭をよぎったのは龍牙の顔






たしか…龍牙は顔が綺麗で…髪が赤で…瞳が…金と銀……






まさか…



「…まさか……お前……龍…牙?」
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