訳あり少女
色葉と一緒に料理室を出ると、バッと効果音がつきそうな程勢いよく皆が振り向いた
…え、なに。
「………なーちゃん、大丈夫だった!?
そこの色魔に襲われてない!?」
楝に言われ、やっぱり気付いてたんだなと思う
『うん、大丈夫だよ』
声には出さないものの、みんな気にしていたんだろう
嶺二から微妙に殺気が出ていることと、颯志が起きていることが何よりの証拠だ
『ご飯できたよ。美味しいかわかんないけど』
そう言いながらみんなの所にご飯を並べていく
「このパンケーキは誰の?劉鳴ちゃんの?」
4人の分とは他に、パンケーキを作ったんだ
『あぁ。それは色葉の』
人が作ったのはだめだって言ってたけど、おおかたその理由は、前に色んなものをご飯に混ぜられていたりしたからだろう
「え!?俺の!?」
やはり躊躇しているようだ
『変なものなんて入ってないから安心して
私が作ってるところ見てたんだから色葉だってわかってるでしょ』
「っ…うん」
「ていうか、なーちゃんは?
気になってたんだけど、どうして食べないの?
普通お腹空いてるはずだけど」
痛いところ突いてくるね、楝
『私はいいの
食べないっていうよりは食べれないっていうほうが合ってるかな』
私は過去の事が関係して拒食症になってしまった
まぁ、一日にペットボトルの水一本飲めば全然平気なんだけど
「食え」
『いいって。無理なの』
「少しずつでいいから食えるようにしろ」
『……今度ね』
なかなか折れてくれない嶺二にしびれを切らし今度から少し食べると言った
「なーちゃん、無理しないでね!
これ食べてもいーい?」
『うん。どーぞ』
「「「「「いただきます」」」」」
不良のくせにそういう所は律儀なのね
「「「…うま」」」
楝と迅と色葉が声を揃えていう
『え、そう?ありがとう』
「……うまい」
『颯志、ありがと』
「………悪くない」
『…嶺二……ありがと』
なんだこいつは。ツンデレかっ
…え、なに。
「………なーちゃん、大丈夫だった!?
そこの色魔に襲われてない!?」
楝に言われ、やっぱり気付いてたんだなと思う
『うん、大丈夫だよ』
声には出さないものの、みんな気にしていたんだろう
嶺二から微妙に殺気が出ていることと、颯志が起きていることが何よりの証拠だ
『ご飯できたよ。美味しいかわかんないけど』
そう言いながらみんなの所にご飯を並べていく
「このパンケーキは誰の?劉鳴ちゃんの?」
4人の分とは他に、パンケーキを作ったんだ
『あぁ。それは色葉の』
人が作ったのはだめだって言ってたけど、おおかたその理由は、前に色んなものをご飯に混ぜられていたりしたからだろう
「え!?俺の!?」
やはり躊躇しているようだ
『変なものなんて入ってないから安心して
私が作ってるところ見てたんだから色葉だってわかってるでしょ』
「っ…うん」
「ていうか、なーちゃんは?
気になってたんだけど、どうして食べないの?
普通お腹空いてるはずだけど」
痛いところ突いてくるね、楝
『私はいいの
食べないっていうよりは食べれないっていうほうが合ってるかな』
私は過去の事が関係して拒食症になってしまった
まぁ、一日にペットボトルの水一本飲めば全然平気なんだけど
「食え」
『いいって。無理なの』
「少しずつでいいから食えるようにしろ」
『……今度ね』
なかなか折れてくれない嶺二にしびれを切らし今度から少し食べると言った
「なーちゃん、無理しないでね!
これ食べてもいーい?」
『うん。どーぞ』
「「「「「いただきます」」」」」
不良のくせにそういう所は律儀なのね
「「「…うま」」」
楝と迅と色葉が声を揃えていう
『え、そう?ありがとう』
「……うまい」
『颯志、ありがと』
「………悪くない」
『…嶺二……ありがと』
なんだこいつは。ツンデレかっ