あの歌の世界は。
話が終わると暫く、沈黙が続いた。
雅紀も翔ちゃんも、何て言っていいかわからなかったんだと思う。
和 )「………なんかごめん」
翔 )「なんでニノが謝るの?」
真剣な顔で言われた。
翔 )「ニノはちゃんと別れた理由わかるの?」
和 )「……ん…いや」
翔 )「それ確かめなよ。」
翔ちゃんの言葉は的確すぎて胸に刺さる。
「……いらないでしょ?」
あの言葉が今でも耳に残ってる。
なんでなんだろ………。
そんななか、流れを変えたのは雅紀だった。
雅 )「そんな追求しても、意味ないって!飲もうよー!」
翔 )「………ふっ。そうだな!」
和 )「ってか、俺ホストだし?笑」
雅 )「わー、ずりぃなぁー笑」
翔 )「その能力よこせよぉー笑」
和 )「えーー?笑」
雅 )「んじゃ、もーいっかい、かんぱーいっ!!!」
「「 かんぱーいっ!!! 」」
ここから俺たちは、それぞれの彼女の話や、3人で旅行した話をした。