(旧)嘘の告白を君に。



そうだった…あの時のまーくんが相賀くんなのだとしたら、



私の初恋の相手は相賀くんってことになる。



…しかも、ごめんなさい嘘ついてしまってます…。



ものすごく最低な嘘を…。




「って、話それてる…」




「…あ、ほんとだ」




忘れてた、私の本来の目的はなんで私なんかを好きなのか…だった。



「…高校の入学式の時にさ、みちるを見た瞬間…みーちゃんだ!また会えた!って、それから病院でのこと思い出して気になり始めていつの間にか好きになってた」




相賀くんは…幸せそうな笑みを浮かべて続けてこう言った。




「俺さ、みちる以外の人を好きになったことないんだよね」





あ、どうしよう…なんか……







…泣きそう。




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