続★俺だけの家政婦さん
私たちと同年代の女の子が注文を聞き来た。

『アイスコーヒー、ブラックで』

偶然にも私と小島さんの声が重なった。

店員さんが笑顔を向けながら「かしこまりました」と一礼して

下がると。

お互いに笑みがこぼれた。

「同じでしたね」

私が言うと小島さんも頷く。

「わたし、超がつくほどの猫舌で、いれ立ての
コーヒーが飲めないんです。だからといってぬるくなったコーヒーって
何だか損した気分になるから・・・オールシーズン、アイスなんです」

「あ~~!わかるそれ。私もそうなんです」

何だか急に親近感が沸いてきた。

だけど、違う!今はそうじゃない。

小島さんに聞きたいことがいっぱいだ。

すると、そんな私の思いが伝わってきたのだろうか

小島さんが話を切り出す。

「さっきの続き何ですけど・・・」

「は、はい」

背筋が伸びる。
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