続★俺だけの家政婦さん
それからの2週間が過ぎた。
野末くんは前にも増して書斎に籠もっている時間が多くなった。
ご飯は3食とるものの、リビングのソファーでくつろぐ姿も
なくなり
私との会話も、挨拶とご飯の支度が出来たと呼ぶ程度。
私は・・・と言うと日々悶々としている。
『そろそろ本気だそうかなって思ったかな』
須藤先生の短編を読んだ野末くんがぼそっと呟いた言葉が
頭から離れない。
あの時は何だか頭がこんがらがって冷静じゃなかったが
よくよく考えてみれば野末くんには元々好きな人がいるんだった。
本気でアタックしようとしているのはきっとその好きな人だろう。
知ってどうなるわけでもないけれど・・・
やっぱり今書いている小説を書き終えたら
その人に告白するのかな。
野末くんの好きな人が自分じゃないのはわかりきっているけど
何だろう・・・このことを考えると
胸が締め付けられるような感覚に襲われる。
それがどんな意味を持ってるのか自分でもよくわからない。
また私一人取り残されるのが悲しいのか
それとも・・・
野末くんをここまで好きにさせた人に嫉妬しているのか・・・
野末くんは前にも増して書斎に籠もっている時間が多くなった。
ご飯は3食とるものの、リビングのソファーでくつろぐ姿も
なくなり
私との会話も、挨拶とご飯の支度が出来たと呼ぶ程度。
私は・・・と言うと日々悶々としている。
『そろそろ本気だそうかなって思ったかな』
須藤先生の短編を読んだ野末くんがぼそっと呟いた言葉が
頭から離れない。
あの時は何だか頭がこんがらがって冷静じゃなかったが
よくよく考えてみれば野末くんには元々好きな人がいるんだった。
本気でアタックしようとしているのはきっとその好きな人だろう。
知ってどうなるわけでもないけれど・・・
やっぱり今書いている小説を書き終えたら
その人に告白するのかな。
野末くんの好きな人が自分じゃないのはわかりきっているけど
何だろう・・・このことを考えると
胸が締め付けられるような感覚に襲われる。
それがどんな意味を持ってるのか自分でもよくわからない。
また私一人取り残されるのが悲しいのか
それとも・・・
野末くんをここまで好きにさせた人に嫉妬しているのか・・・