続★俺だけの家政婦さん
野末くんから預かった封筒からお金を取り出し、空の財布にお金をいれ、

リュックサックにマイバッグと財布、そして買い物リストを書いたメモ帳を入れる。

黙って買い物に行ったらまた何か言われると思い、野末くんに声を書ける。


コンコン

「野末くん」

「・・・・・・なに?」

ドアの向こうから返事が聞こえた。

「買い物に行ってきます」

だが返事はない。

一応報告したんだからいいよね。

私は回れ右をして靴をはこう片足を下ろそうとした。

すると、書斎の方からガチャと音がし、振り向くと野末くんが

立っていた。

そして私のすぐ横に立つと靴を履く。

「どこかに出かけるの?」

「買い物」

へ~~~。野末くんが買い物に行くのなら一人の時間が作れる。

「わかった。じゃあ・・・帰ってきた時にすぐご飯が出来ているように
しておくね。いってらっしゃい」

ここにきて初めて笑顔を作った。

だが、その笑顔はすぐに消えた。
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