続★俺だけの家政婦さん
しまった!

あの時は、野島景のお宅で仕事が出来ることが嬉しすぎてどんな事でも

やれると思っていたから契約書なんて見てなかったんだ。

あ~~私のバカ。

『栞里の事だからあまり心配はしてないけど、あなたは家政婦なんだから
その辺はわきまえてちょうだい』

んんん?もしかして私と野末くんがいい感じになるじゃないかって

思ってたりしてる?

ないないないないないない!

間違ったってない!

「大丈夫だよ。それより・・・私がいない間のご飯は大丈夫?
母さん、私がいないと何も食べないでしょ?冷凍庫にいろいろあるから」

『大丈夫よ。栞里も初めての住込みで大変だろうけど、頑張って』

「・・・うん。頑張る」



は~あ。

ベッドにごろんと寝転び天井を見上げ大きなため息が出た。

一ヶ月の辛抱か。何事もなければいいけど・・・

時計はを見るとまだ食事まで30分以上ある。

緊張や驚き、イライラそういったいろんな感情が一気に襲ってきたせいか

いつもにまして疲労感を感じる。

少しだけ少しだけなんた思っているとなんだか瞼が重く感じる。


お願い10分だけ寝かせて・・・…

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