続★俺だけの家政婦さん
と言うわけで

野島景の絶大なる信頼を受けているであろう小島さんと野島景こと野末くんは

ただいま書斎で打ち合わせ。

書斎で男女が・・・2人きりで・・・って私何変な事考えてんの?

仕事だし~、関係ないし~・・・

それに小島さんは近くのコーヒーショップでコーヒーを買ってきたので

特に何かしなきゃいけない事は・・・・・ない!

「さあ!買い物行ってこ」

********************

自転車に乗って近所のスーパーに行くと

早速店員に話しかけられる。

「あら、今日はお姉ちゃん一人?王子は?」

「今日は仕事してるんですよ~」

すっかり王子が定着している。

しかも買い物をしている間3人に同じ質問をされた。

なんだよ!買い物しているのは私がメイン。野末くんはただくっついて

いるだけ。小さな子供みたいに好きなお菓子をカゴにポイポイ

入れてるだけじゃん。

それなのにこんなに人気があるって何だかムカつくな~~~!

私が一人じゃ意味ないみたいじゃん。

私だってお客なのに。

あ~~なんか夕飯作る気が一気に失せたわ~。

ご飯に味噌汁、焼き魚に漬け物ぐらいにしたいくらいだわ。

でもそういうわけにもいかないので

仕方ない、カレーにしよう。

私はカレーの材料とサラダ用の野菜。それとフルーツを買った。
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