続★俺だけの家政婦さん
すると、目の前に前菜ののった皿が置かれた。

四角い白いお皿には旬の野菜やお魚を使ったかわいらしい前菜が5種類。

須藤先生は前菜を食べながら話を続けた。


二人は意気投合してよく飲みに行くようになった。

だが、イケメンの2人が静かに酒を飲める訳もなく

女性からの熱い視線なんて言うのは日常茶飯事。

その程度ならいいが、中には積極的な女性もいて・・・

「その中には、あっ!いいな~って女性がいるでしょ?そういう子たちと
たまに飲んだりするんだけど野島っちって本当に面白くなさそうな
冷たい態度で、時には相手を怒らせて・・・終了って事がよくあってね」

あ~~なんかわかる気がする。

やっぱり昔っから知らない人には冷たいんだな~

「一時は女性に興味がないのでは?と思うこともあったけど・・・」

するとタイミングよくスープが運ばれた来た。

ムール貝のスープだ。

カレー粉が入っているのだろう。殻から身を取り出したムール貝の出汁と

カレーが絶妙で凄くおいしい。

だけど須藤先生の一言でスプーンを持つ手が止まる。

「でも野島っち彼女いたしね」
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