続★俺だけの家政婦さん
「単なる･･･同級生です」

「本当に？」

「何でこんな質問を？」

「ん～～。面白いから」

「は～？」

「栞里ちゃんと野島っちを見て絶対何かあるって思ってたから」

う～～当たっているだけにすぐに言い返せないでいると

タイミングよくパスタが運ばれてきた。

ベーコンとほうれん草のクリーム生パスタだ。

須藤先生は私に視線を向けながらパスタを口に運ぶ。

私も食べたいが、須藤先生が何かを企んでいるようで

わ～おいしそう♪って脳天気にパスタに手をのばすのを躊躇してしまう。

「あれ？食べないの？おいしいよ」

そんなの須藤先生の顔を見ればわかるよ。

「食べます。食べるけど･･･先生の目的は何ですか？」

須藤先生は「目的ね～」と言いながら

パスタをくるくるっと巻いて口に運んでニヤリと笑った。

「須藤先生？」

何だか完全におちょくられているようで面白くない。

私の上目遣いで須藤先生の睨みながらパスタを口に運ぶ。

信じられなかった。

だってそうでしょ～。

私は過去に恥ずかしい振られ方をされた。

今思い出してもムカッとする。

本当はあまり口にも出したくもなかったが、これ以上変な誤解を

さえるのは嫌だという思いから野末くんとの過去を話すことにした。



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