あなたの愛に深く溺れてしまいたい
季節は春。少し涼しい風に心地良くなる。
隣にこの男がいなければ、の話だけど。
車は柴咲課長の愛車のようで、汚れひとつない綺麗な黒のセダン。
車のことが詳しくない私でも分かる、お高そうな車。
こんな車に乗ってもいいのだろうか…と、ためらってた私に柴咲課長は「早く乗れよ」と、またもや課長命令。
イラッとした私は後部座席のドアを開けると「お前何様、前乗れよ」と叱られ、ムカつきながらも助手席のドアを開け、思いっきり閉めると無言の圧力をかけられ、慌てて窓のほうを見た。
その瞬間、大きなため息とともに車は走り出し、ただいま無言の状態。
これがショールームに着くまでなんて、考えられない!
多分だけど、ショールームまでは30分はかかるはず。
それを、こんな男と密室でいなきゃいけないなんて、耐えられない!
隣にこの男がいなければ、の話だけど。
車は柴咲課長の愛車のようで、汚れひとつない綺麗な黒のセダン。
車のことが詳しくない私でも分かる、お高そうな車。
こんな車に乗ってもいいのだろうか…と、ためらってた私に柴咲課長は「早く乗れよ」と、またもや課長命令。
イラッとした私は後部座席のドアを開けると「お前何様、前乗れよ」と叱られ、ムカつきながらも助手席のドアを開け、思いっきり閉めると無言の圧力をかけられ、慌てて窓のほうを見た。
その瞬間、大きなため息とともに車は走り出し、ただいま無言の状態。
これがショールームに着くまでなんて、考えられない!
多分だけど、ショールームまでは30分はかかるはず。
それを、こんな男と密室でいなきゃいけないなんて、耐えられない!