貴方が欲しい
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黒主灰閻クロス カイエンとは玖蘭家と繋がりのある元ハンター
私たちが連れていったゆうきを快く引き取ってくれた
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おにいさまは黒主理事長におねえさまを預けるみたいだ
なんでだろう
「灰閻さん、優姫を頼みます。」
「もちろんだよ!枢くん!」
「僕と瑠璃は多分、元老院に住まうことになると思います…」
「そうか、、、でもいつでも優姫に会いに来てよ!」
「はい」
私はこんなやりとりを見た後おねえさまを見た
プリンをつついている
「あ!おねえさま!なんでつついてるの〜?」
私はおねえさまに近づいた
するとおねえさまは私の牙を見るなり
プリンを私の顔面き投げて怯えだしてしまった
「え?おね、え、さま?」
私は顔にプリンがついたことではなく怯えられたことがショックだった
枢はこの様子を見ると
「灰閻さん、僕と瑠璃はここにいてはダメなようです。」
「瑠璃、顔、洗いに行こうか…灰閻さん、洗面所借ります」と私を連れて洗面所へと向かった
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おにいさまは濡れたタオルで私の顔をふいてくれた
「ムゥッ」
「よし、取れたよ」
枢はタオルを洗い出した
「ねぇねぇ、おねえさまはなんでわたしをこわがっていたの?」
おにいさまは少し決心したような顔をして私と目線を合わせた
「優姫はね、人間になったんだよ…」
え?
「だから、もう僕や瑠璃のことを覚えていないんだ。」
どういうこと?
「大変!!!おかあさまとおとうさまにしらせないと!」
「瑠璃、おとうさまもおかあさまももういないんだ」
「な、んで?」
私は泣き出してしまった
「それは瑠璃が大きくなったら話すよ。だからもう家にも帰れないんだ。」
「ヒック、おにいさまはいなくならない?」
私はおにいさまに抱きついた
「いなくならないよ」とおにいさまは私を抱きしめてくれた
私はこの日泣き続けた
その日は優姫に会わないように灰閻さんのところに泊まらせてもらった