貴方が欲しい
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「はぁ、やっと完成したわね」
瑠佳はため息をついた
「どうやったらトリュフ作るのにこんなに時間がかかるのよ!!!」
莉磨は呆れた顔で私を見た
「テヘへ///」
「普通、食洗機でチョコを溶かそうとする人いるかしら…」と瑠佳は呟いた
本当に自分でも料理の的なさを痛感する
「本当に2人に手伝ってもらえて良かった!ふたりがいなかったらできてなかったよぉ…ありがとう!」
私がお礼を言うと
2人は顔を見合わせて疲れたように笑うと
「どういたしまして、瑠璃のためだもの」
と瑠佳
「瑠璃は私の大事な妹だから」と莉磨
「ウウッ瑠佳ぁ、莉磨ぁ!また何かあったらよろしくね!」
「「瑠璃様の為なら」」
私はふたりにとびついた
私はこの2人が心の底から大好き
明日は聖ショコラトルデー
枢に喜んでもらえるかな…
私はもう一度瑠佳と莉磨にお礼を言って部屋に帰った