貴方が欲しい
私たちは毎朝ナイトクラスのみんなで月の寮の大ホールに集まってみんなで集団で登校する
私たちは大ホールについた
「おはようございます。枢様、瑠璃様。」
「おはようございます。」
みんなが口々に私たちに挨拶をしてきてくれる
一人ひとりに返していると
「おはよう瑠璃…」
後ろから私をぎゅっと誰かが抱きしめていた
この声は…
「莉磨?」
「あたり〜」
この子は遠矢 莉磨 リマ
モデルをやってるツインテールが似合うとってもかわいい子
莉磨は私から私を抱きしめて話さない
「苦しいよ莉磨、、!」
莉磨はやめない
「だって瑠璃いい匂いするんだもん〜」
すると千里がやってきた
「千里!助けて〜莉磨がぁ」
千里とは、支葵 千里 センリ
私の従兄弟
莉磨と一緒にモデルをやっていてとっても美男子さん
莉磨の兄弟みたいに仲がいい
「莉磨やめてあげなよ」
莉磨がえ〜と拒む
「僕も我慢してるんだから」
「仕方ないわね…」
ふぅやっとはなしてくれた
「苦しかったよ〜莉磨!」
私と莉磨と千里がたわむれていると
「そろそろ行こうかみんな」
枢がみんなに声をかけた
私たちは寮をでる
夕日が空にとても映える時間だ
私たちが寮の門を通った瞬間
キャーーーーーーーー
デイクラス(普通科)の女の子たちの悲鳴が聞こえてくる
なんでこんなに女の子たちが声を上げているのかというとナイトクラスがみんな超がつくほど美形だからだ
「今日も可愛いねぇ!女の子たち!」
この声援に一番に答えてあげたのが英
藍堂 英 ハナブサ
女の子が大好きで、枢も大好き
けどナイトクラスで枢の次に切れ者と言っていいほど頭が冴える人物だ
私はこんな中ある女の子を探していた
「あ、いた」
その女の子は今にもナイトクラスの人たちに抱きついてしまいそうなデイクラスの女の子達を抑えていた
「はーい!デイクラスの皆さんはもう門限なので寮に戻ってくださ〜い!」
私はその女の子目がけてダッシュした
「ゆうき、!」
〝ゆうき〟と呼ばれる女の子は私を受け止めてくれた
「びっくりしたじゃない瑠璃!おはよう瑠璃、」
「うん!おはよう」
〝ゆうき〟とは
黒主 優姫 ユウキ
この学園の理事長の義理の娘
そして私のお姉様
ゆうきは知らないけど、、、
いつか話せたらいいな
私が優姫と話していると周りがざわざわし始めた
「あ、ごめん。ゆうき。私戻るね、今日の夜も無理しちゃダメだよ」
「うん!ありがとう瑠璃!」
キャァッ
あ、血の匂い…
ゆうきが声のした方へ駆けた
私もそっちを見るとあるデイクラスの女の子がコケて膝から血を流していた
「あなた大丈夫?血を早く止めないと…」
ゆうきが急いで女の子の止血をしていた
なんでこんなにゆうきがこのケガをした女の子の止血を急いでいるかというと
ある秘密がバレるのを防ぐため
このケガをした女の子の血に惑わされて
ナイトクラスの全員はヴァンパイアだという事がバレないため
そう 私たちナイトクラスは
夜をいきる 闇の一族 ヴァンパイアだ