大宇宙の戦士(仮題)
〜アメリカ合衆国・国防総省ペンタゴン〜
地下軍事指令室は様々なコンピューター・レーダーが配され、大勢の人々が慌ただしく活動している。
「奴はいつまで、ああして張り付いているんだ?」
上官らしき人物が堪らなそうに叫ぶ。
「…未だああして動こうとしません。…これが最新の月軌道上からの衛星写真です。」
オペレーターが答えコンピューターを操作する。
眼前のスクリーンに衝撃の映像が映った!
「…もはや半年経つぞ?何なんだ一体!」
上官が愕然と呟く。
そこに映っていたのは、月軌道上に配された巨大な未確認飛行物体の映像だった。
「大統領も焦れったさを顕わにしています。…日本国・総理大臣もノイローゼー気味だとか…」
「…だろうな…ここ連続のヨコハマの事件とも関連しているようだし…?」
「…ヨコハマに最初の未確認飛行物体が現われたのは一年程前です。しかし金髪マンと呼ばれる謎の少年に打破されたそうですが。」
「金髪マン…あのゴールデンボーイか…」
「また…半年前、ヨコハマに流行りだしたドラッグ“セブンス・ヘヴン”…それにより生まれたジャンキー達。及びマシンを搭載した小型宇宙船。それらで街は恐怖に包まれました。その頃です最大で二十五機の飛行物体が月軌道上に現われたのは。」
オペレーターは淡々と答える。
「だがその後、奴らは撤退傾向にあっただろ?」
「…確かに、金髪マンがジャンキーとマシンを滅ぼしたのを見守るように奴らは一機…また一機と撤退していきました。しかし、一番巨大なあの船のみがああしてとどまっているのです。」
「その時の仲間なのか?…これは、地球壊滅の予兆なのか…」
上官の背筋が凍り付く。…誰も、言葉をだせなかった。
室内にはコンピューターの警告音のみが響いた。
地下軍事指令室は様々なコンピューター・レーダーが配され、大勢の人々が慌ただしく活動している。
「奴はいつまで、ああして張り付いているんだ?」
上官らしき人物が堪らなそうに叫ぶ。
「…未だああして動こうとしません。…これが最新の月軌道上からの衛星写真です。」
オペレーターが答えコンピューターを操作する。
眼前のスクリーンに衝撃の映像が映った!
「…もはや半年経つぞ?何なんだ一体!」
上官が愕然と呟く。
そこに映っていたのは、月軌道上に配された巨大な未確認飛行物体の映像だった。
「大統領も焦れったさを顕わにしています。…日本国・総理大臣もノイローゼー気味だとか…」
「…だろうな…ここ連続のヨコハマの事件とも関連しているようだし…?」
「…ヨコハマに最初の未確認飛行物体が現われたのは一年程前です。しかし金髪マンと呼ばれる謎の少年に打破されたそうですが。」
「金髪マン…あのゴールデンボーイか…」
「また…半年前、ヨコハマに流行りだしたドラッグ“セブンス・ヘヴン”…それにより生まれたジャンキー達。及びマシンを搭載した小型宇宙船。それらで街は恐怖に包まれました。その頃です最大で二十五機の飛行物体が月軌道上に現われたのは。」
オペレーターは淡々と答える。
「だがその後、奴らは撤退傾向にあっただろ?」
「…確かに、金髪マンがジャンキーとマシンを滅ぼしたのを見守るように奴らは一機…また一機と撤退していきました。しかし、一番巨大なあの船のみがああしてとどまっているのです。」
「その時の仲間なのか?…これは、地球壊滅の予兆なのか…」
上官の背筋が凍り付く。…誰も、言葉をだせなかった。
室内にはコンピューターの警告音のみが響いた。