My darlingは神様です!?
正峰side

正「昨日優衣が上巫女の血を引いているという話はしただろう?」

優「うん、上巫女っていうのは人間なのに霊力っていうのが強い人なんだったよね?」

正「ああ、だが、それだけじゃない。上巫女の血というのはこの上ノ国の中でも重要な存在なんだ。

その昔上殿の巫女がまだ上ノ国にいたころ、上ノ国の王家は自分のしたい放題していてそのせいで王家以外の民が傷つくことも顧みなかった。そのことにこの世のすべての創主である龍が怒り、天罰として上ノ国は長年の干ばつや疫病、大風、洪水などありとあらゆる天災を起こし上ノ国は大飢饉に陥り存続を危ぶまれるほどとなった。

その時に現れたのが殿上の巫女だった。巫女は困窮する民のために龍の怒りを鎮めようとした。結果龍は王家がまたこのような行いを繰り返さないことを条件として怒りを収めた。その時に必要だったのが王家の誓いと『巫女の血』だった。
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