部長の溺愛に困惑しています。
すると、後ろから部長の低い声が降ってきてビクッとなった私は慌てて後ろを振り返る。

後ろにはかなり近づいた距離で私を見下ろす部長がいた。

私は瞬時に一歩引いて部長を下から見つめ返す。






「ビール取りたいんだけど」


空になった缶ビールを私に見せる部長は、キッチンのゴミ箱に缶を捨てる。





「は、はい…ビールですね」

「ありがとう」


私は共同の冷蔵庫から缶ビールを出して渡すと、部長はニコッと笑って私の頭をコツンと撫でた。
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