部長の溺愛に困惑しています。
「私頑張ります!絶対に正社員になってみせます!」


少しだけ泣きそうになった。

自分の夢を口にするのってこんなにドキドキするんだ…






「…夢が叶えられそうだな」



え…



部長はボソッと言いうと、またグラスの中のシャンパンを全て飲み干す。




夢って…

どうして私の夢を知ってるの…?


そうやって疑問をたくさん並べていると、以前にもこんなふうに思って首を傾げたのを思い出す。

部長は何度か私を昔から知っているような口ぶりで話していたことがある。


それが未だに何故かわからない。
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