部長の溺愛に困惑しています。
「まだ少し早いから…お茶でもどうだ?」

「え…あ、はいっ」


広瀬部長に誘われてそこからすぐの廊下の突き当たりまで来ると、

近くにあった自販機で温かいミルクティーを買ってくれた。





「ありがとうございます!」


優しい人…

出勤初日でここまでしてくれるものなの?






「…歳はいくつなの?」

「25歳です」


自分は缶コーヒーを買い、廊下の壁にもたれ掛かる広瀬部長。


スーツのネクタイを少し緩めた後で、コーヒーを開けて一口飲む。

その仕草がすごくかっこいい。







「ふーん…」


観察するように見られてる気がするけど…

気のせいだよね?


私は部長に「頂きます」と言ってミルクティーを飲む。

イケメン部長と話しながらだと味がしない。
< 18 / 329 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop