部長の溺愛に困惑しています。
胸がざわざわして苦しい…

この気持ち一体何なんだろう……







「そんなに離れて座ることないんじゃないの?」


数分後。

私は資料室の隅に膝を曲げて座り、岡田さんを警戒するかのような目を向けていた。

そんな私を見て苦笑いをする岡田さんは、棚にもたれかかり腕を頭の後ろに回してリラックスしている。




はぁ…

こんな時に限って誰も資料室を利用しない…

いつもはもっと頻繁なのに…


あ、今会議中だっけ?

ってことは、あと小一時間は開かないかも?

もーー本当にタイミング悪い!







「部長とはいつからなの?」


何気なくボソッと質問してくる岡田さんに、私は目をそらした。





「岡田さんには関係ないです」
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