部長の溺愛に困惑しています。

また明日…

「雑用係」と言いつけられてからまだそれが受け入れられてないまま数分が過ぎて、

気がつくと朝礼は終わり社員達はそれぞれ仕事についていた。






「雑用はこっちだ」

「…はい」


部長に言われ、私はまるでロボットのように感情のない返事をした。


てっきり私もあのおしゃれなデスクに座って仕事が出来ると思っていたのに…

思い描いていたOLライフが泡のように消えて行く…






ガチャ…


部長に案内されたのはオフィスの出入り口のすぐ横にある部屋で、


そこにはロッカーとテーブル…

そして業務用の掃除道具等が雑に置かれていた。





「ここがお前のオフィスだ。貴重品はロッカーに入れろ」



部長の口調は冷たくてきつく感じる。

さっきはすごく優しかったのに…まるで豹変したように見える。
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