部長の溺愛に困惑しています。
私を必要だと言いながらも急に落とすような口調の部長。

この人はやっぱりどこか意地悪だ。

でも…私のスイッチを入れるツボをよくわかっている。





「とにかく来週は忙しくなる。お前もそのつもりで頼むよ」

「はい…」


突然決まってしまった…

そういえばこの前会議に出た時も突然だったっけ……



部長はいつだって突然…

キスする時もそう…




キッチンに新しいビールを取りに行く部長の背中を、私はぼんやりと眺めながらドキドキしていた。




「お前はどうだ?」

「私はまだ大丈夫です」
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