部長の溺愛に困惑しています。
部長のペースで飲んでたらべろべろになっちゃうよ…

持っている缶ビールちびちびと飲んでいると、キッチンからクスッと笑ったような声が聞こえた。






「…どうしましたか?」


手を止めて部長の方に目をやると、彼はキッチンで缶ビールをプシュッと開けた後一口飲んだ後口を開いた。






「いや…お前が酒飲んでるのみると何か変な感じがするなと思ってさ」


そう言ってまたビールを口に含む部長に、私はすぐに返す。




「なんですかそれ…いつもじゃないですけどたまに家で晩酌してるじゃないですか。それに歓迎会の時だって飲みましたし」

「そうなんだけど…そうじゃなくて」


意味深過ぎる彼の言葉に私は思い切り首を傾げた。
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