部長の溺愛に困惑しています。
私はその表情を疑問に思っていると、部長はハァとため息をついて自分から押し倒した私の体からそっと離れた。

わけがわからないでいると部長は背を向けていた体をクルッとこっちに向ける。

顔は子供のように拗ねているように思えたが、またキリッとしたいつもの表情に戻る。


私は体を起こして乱れた服を整えると、それを止めるかのように部長は私にグッと近づいた。






「…俺がなんでこんなことするのかわかんない?」


そう言って私の耳を噛む部長。




「や、ちょっとっ!!」


部長の唇が触れる耳が段々と熱くなり、赤くなっていることさえわかる。






「鈍感過ぎるんだよ」

「ぁ…」


また私を床に押し倒す部長は私の首元にキスを落とす。
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