部長の溺愛に困惑しています。
明咲は親友だけど…部長とのことは全く話もしてないのに。

こんな現場見られたら幻滅されるに決まってる…






「俺風呂入ってくるわ」

「ごゆっくり♪」

「…え?あ、ちょっ……」


いつものような調子でバスルームに入っていく部長に、明咲も変わらずに対応する。

リビングには明咲と2人きりになり、しばし気まずい雰囲気が流れた。




どうしよう…

ここで逃げるのはおかしいし…かと言って今すぐ部長のことをここで話すのもどうかと。





「彩蓮」

「は、はい!」


優しい笑顔を向ける明咲は私に近づいてくると、私の肩にポンと手を置いた。

その笑顔を見て一瞬ホッとしたその時…
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