部長の溺愛に困惑しています。
そんな事を考えていると、アイスコーヒーを片手に戻って来た部長がまた椅子に腰掛けた。





「しかし…なんでこんなファーストフードで1人で飯食ってんだ。どうせなら俺を誘え」

「そんな事出来ませんよ」


森崎さんの前でそんな事したくないし…そもそもそんな行為恥ずかしくて出来ない。

それに今日は1人でいたかった。


でもやっぱり部長がそばにいると落ち着く…

こんなふうに甘えるのはいけないかな…






「お前が1人でいたい気持ちもわかるけどな」

「…聞いたんですか」

「ああ、森崎に」


私の失敗を森崎さんに聞いたんだ…

上司が部下のミスを報告したのは当たり前の行為。

だけどそれが私にとってはとても落ち込む。






「…確かにお前らしいけど」
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