部長の溺愛に困惑しています。
部長は割と積極的だけど本心をちゃんと言ってくれないからな…

急にテンションが下がる私は、しゅんとしながらお鍋の味噌汁をおたまでかき回す。





ピンポーン…




「お父さんかしら」


午後6時を回った頃、家のインターフォンが鳴り家に響き渡る。





「鍵持ってないの?」

「持っててもめんどくさいとか言ってカバンから出さないのよ、はい。はいはい今開けますよ」


エプロンで濡れた手を拭く母は小走りで玄関に向かう。

キッチンに1人になった私は、また部長のことを考えて落ち込んだり幸せになったりと忙しい。






「あら~まあ~そうだったんですか!びっくりだわー」
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