部長の溺愛に困惑しています。
「も、もう浴びたんですか」

「うん」


部長はベットの上で私を抱きしめながら、囁くようにつぶやいた。





「まだ髪の毛濡れてますよ」

「じゃあ拭いてよ」


手に持っているバスタオルを私に握らせる部長。

私はドキドキしながら上にいる部長の髪を、タオルでそっと拭いた。




綺麗な髪が濡れていていつもより色っぽい…

怖い気持ちがあったはずなのに…何故だろう……


心も体もすべて…

彼にあげたいよ…







「彩蓮」


私の名前を呟きながら耳元にキスをする部長。

時々ちゅっとリップ音がして緊張が増すどころか、どこか彼をどんどん受け入れている自分がいる。


こんな余裕な気持ちがあるなんて知ったら怒るかな…

でも不思議…緊張しているのがもったいないって思えてくるの。

彼をもっともっと…感じていたいの。





そんな私は彼に隙をわざとらしく見せると、どこか嬉しそうな顔をして私にキスを落とす。

そのままキスはどんどん深くなっていき、口から首元に移ると少しくすぐったい感覚を味わう。

そのまま部長の手は片方の手は服の上から私の胸にそっと添える。
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