部長の溺愛に困惑しています。
何だかんだで幸せな時間に癒されてしまう。

変わったのは部長との関係で、それはとても良好でかなりいいものになっていた。

恋人なんていた事がなかった私だから、だれかとお付き合いすること自体が嬉しい反面少し不安だったのだが…

部長がそんな私を察してくれたのかはわからないが、ごく自然に接してくれてそれを積み重ねたお陰で今の関係を築けているという次第だ。


素直に幸せだと思える。

毎日が本当に楽しくて仕方が無い。


サクラでもいい…

彼と一緒にいれるなら…






「ちょっといい?」


部長が私に向けたその顔はどこか怪しげで、何か企んでいるような表情。

私は疑いの眼差しを見せながらも彼の後をついて行った。








「…あら、2人で愛引きにでも行くの?」


途中でオフィスのドアから顔を出した森崎さんとバッタリ出会う。
< 317 / 329 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop