部長の溺愛に困惑しています。
そのまま夢心地のような気持ちのまま、私と部長は資料室へとやって来た。


園子と岡田さん上手くいってるんだ…

今の岡田さんなら…大丈夫なのかな。

まだわからないけどいい方向に向かってることは明らかだった。

まだ園子から聞いてないけれど、いつか話してくれる日が来るよね…






「嬉しそうだな」


部屋に入るなり、部長は私の顔を見て自分も口元を緩めて微笑んだ。





「園子の恋がうまく行きそうで良かったです。なんだか自分のことのように嬉しくって…」


まだ胸がドキドキしてるよ…

それに少し泣きそう。





「良かったな。ならもっと嬉しくって報告をしてやるよ」


彼のその言葉を聞いて、ここに呼ばれた事を思い出して一旦園子のことは頭の隅に置く。

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